壁美人の耐荷重について

壁美人の耐荷重の注意点

壁美人では金具ごとに耐荷重(静止荷重)を記載しておりますが、耐荷重は壁に掛ける物の高さ・奥行によって変わります。

具体的には奥行きがないもの(例 掛け時計や鏡)は重いものを掛けられ、奥行きがあるもの(例 正方形の棚)ほど苦手になります。
なぜなら壁美人はホッチキスの針を真横から刺して固定している仕組みのため、下への引っ張る力には強度を発揮しますが、真横から引っ張る力には強度を十分に発揮できなくなるからです

以下「壁美人の金具の選び方」動画内で、耐荷重についての説明もありますので、是非ご覧ください。

使用する金具の選定方法

ここでは、例として壁美人を使って家具を壁掛け設置する手順をご説明します。

まずは家具のサイズを測ります。測るのは次の2辺です。

A. 掛けたい物の奥行
B. 掛けたい物の高さ

次に奥行と高さの比率を出します。

B. 高さ ÷ A. 奥行 = 〇倍

※横から見た図です。

※2枚でご使用の時は×2の荷重になります。

奥行(A)に対して高さ(B)が10倍以上ある場合、壁美人金具は性能を最大限(表記の静止荷重量)発揮することができます。

奥行(A)に対して高さ(B)が5倍だった場合、壁美人の静止荷重は半減します。(表記の静止荷重÷2)

下記が奥行(A)と高さ(B)の比率による各壁美人金具の静止荷重表です。掛けたい物の重さ(自重)も含んだ荷重となります。

金具1枚あたりの耐荷重(静止荷重)表

※金具を2枚使った場合、静止荷重は倍になります。

 但し、その場合は壁に取り付けた金具に均等に荷重が掛るよう設置いただくことが条件となります。

金具サイズ 高さ(B)が奥行(A)の
1倍 2倍 3倍 4倍 5倍 6倍 7倍 8倍 9倍 10倍~
P-4(1枚辺りの静止荷重6Kg) 0.6 1.2 1.8 2.4 3.0 3.6 4.2 4.8 5.4 6.0
P-8(1枚辺りの静止荷重12Kg) 1.2 2.4 3.6 4.8 6.0 7.2 8.4 9.6 10.8 12.0
P-12(1枚辺りの静止荷重12Kg) 1.8 3.6 5.4 7.2 9.0 10.8 12.6 14.4 16.2 18.0
P-16(1枚辺りの静止荷重24Kg) 2.4 4.8 7.2 9.6 12.0 14.4 16.8 19.2 21.6 24.0

奥行(A)に対して高さ(B)が10倍以上ある場合、壁美人金具は性能を最大限(表記の静止荷重量)発揮することができます。

奥行(A)に対して高さ(B)が5倍だった場合、壁美人の静止荷重は半減します。(表記の静止荷重÷2)

下記が奥行(A)と高さ(B)の比率による各壁美人金具の静止荷重表です。掛けたい物の重さ(自重)も含んだ荷重となります。